気候にあった素材
古くから「自宅の建築には自分の山の木を使う」という風習がありますが、フローリング・羽目板も地域の木を使うことで良いことがあります。木は生き残っていくために、その地域の気候特性に適応して育っていきます。そのため、材にした後もその環境への適応性が高いのです。
家を建てる際、大工の知恵として、山に生えていた木の陽の当たる方向と家の柱にしたときの陽の当たる方向を一致させることで、丈夫で長持ちする家が出来るというものがありました。木材にとって環境にあった使い方をすることはとても大切なことなのです。